
![]()
こっちは被害者なのに
罰金や免停とは納得が行かない!
こんな経験ありませんか?
毎日多くの人がこんな目に遭っています
誰しも不満に思うでしょう
『こうならないよう期待したのに
保険会社は杓子定規な対応だけで
役に立たない・・・困った!』
過度に期待するから失望するのです
事故未経験ならそれは大変喜ばしいこと!
引き続き、是非そうあってほしいと願います
保険会社が自分の味方と信じている人に
俄かに理解は難しいでしょうが
事故を経験した人なら即座に符合する話です
杓子定規と言われても
彼らは金融・保険業、サービス業ではないのです
強いて言えばお役所の窓口のようなもの
規則通り手順通りは当たり前のこと
これにサービス云々しても埒は明きません
処罰など個人的な問題には関知しないのです
『示談代行サービス』を指して
客を守る為と解釈している人は多いですが
保険会社は特定の人に味方する訳ではありません
弁償すべきものを保険金の支払いで解決させるのが
保険会社の仕事、
当事者には困難と思われるため解決への話し合いを
サービスと称してやってあげているという訳です
感情的に対立しない、第三者としての保険会社なら
話し易いという被害者の要望もありましょうが
サービスと言いながらも
保険会社は契約の必要上そうしているのです
当事者による話し合いに良い成果は期待できず、
約束させられてきた額をそのまま支払うなど
保険会社には身の毛もよだつほど恐怖だからです
何はともあれ保険会社は
相手と示談を成立させ払うものを払えば引き上げです
しかし
これで決着するのは民事上の問題だけ、
刑事上の責任が残っていますが
処罰など個人的な問題にまで保険会社は
関わりません・・・責任がないからです
孤立してみて初めて、誰もが
自己の防衛は自分だけが頼りと解るのです
当たりクジと信じて
保険会社を引き当てても・・・それは裏目です
多くの人はこれが分からずに苦労しています
保険会社にすべてを任せ、処分も軽いことを
祈りながらも失望させられてしまいます
悔しいが
この先どうすればよいかが分からない
処分は仕方がないか、エーイなるようになれ
こう開き直って覚悟せざるを得なくなるのです。
![]()
1度目の間違い、それは事故を起こしたこと
2度目のそれは、その対応を誤まることです
知る、知らないは結果の明暗を分けます
いま死亡事故はその殆どが収監になりますが
加害者として起訴され3〜5年の収監か
起訴猶予で自宅に暮らせるかの違いにもなります
これに比べれば
小事故での処罰の悩みなど取るに足りません
しかし
取り消しや免停でも生活が破綻する人や
職替えや家業の倒産が後を絶たない現実もあります
今時小さな事故はニュースにもなりません
マスコミは事故の一瞬を伝え・・・
当局は事故を検分して処罰を判定し・・・
保険会社は支払いの準備を始める・・・
しかし加害者は
自分の落ち着く先を知りません、
着いてみないと分からないのです
結果を予測できない身では当然と言えます
事故終結までの一連の流れを俯瞰的に見て
その規模から処罰を予測し
この回避策を助言する立場は代理店です
代理店とは普段は保険会社の代理人ですが
いざその時は顧客の代役をもこなす存在です
それにも拘らず、すべての眼は被害者に注がれ
加害者は半ば放置されるケースが目立ちます
彼もれっきとした顧客であるはずなのに・・・。
死亡事故で逮捕拘留、証拠物のクルマも押収。
警察が逮捕して拘留可能なのは48時間、
延長許可が裁判所から出されれば
最大で21日間も拘留は追加されます
顧客の早期釈放を目指した有力弁護士の選任
これを事故発生と同時進行で行っていくのが
フリーな代理店に求められる役割でしょう
他に適切な該当者は見当たらないものです
クルマの代理店が多忙なのがこの48時間
家族が対応できるのが理想ですが
立場的、心情的に無理なことが多いものです
一方、保険会社が動き始めるのは多くの場合
葬儀も終了して落ち着いたころ、
しかもテーマは損害賠償、民事上の話だけです
民事上だけ、しかもこのタイミングでは
顧客を守るには明らかに遅すぎなのです
「死亡」にしろ「ケガ」にしろ
すでに損害は既成事実化している問題であり
あとは時の経過と賠償額が決着材料でしょう
顧客を守るにはどうすべきか?
これは代理店の命題ですが
まったくこうは思わない代理店もあります
そこまでの義務・責任がないからでしょう
加害者に残る大きな問題は刑事上の責任です
顧客が拘束された状況下で代行する初期対応は
後の結果を大きく変え得るものですが
刑事上の責任は個人のそれとして
保険会社や代理店は関知しないのが通例です
大きな事故なので処分は仕方がないと
保険会社と同調するだけで
何の行動も起こそうとしない代理店に
あなたは合格点を付けるでしょうか?
ニンジンは貰っても
いざという時に走れない馬、困りますね
その実態を知り、存在に疑問を感じた顧客から順番に
安い保険会社に流れて行くのは当然の結果です
このようなメールが全国から毎日のように届きます
私たちの周りの事故も似たようなものですね
≪質問≫
幅員4mの県道を普通車で走行中、左の脇道から
軽乗用車が一時停止せずに出てきて出会い頭に衝突
相手方にケガはなく、当方の同乗者だけ
全治30日間のケガをしました。
その結果、私に安全運転義務違反2点+重傷付加6点の
計8点の処分が来ました。
過失は私が1割:相手9割で問題なく示談したのですが
この処分回避のヒントはあなたの本に書いてありますか?
≪回答≫
はい、まさにこのために書いたつもりです。
過失が1割の被害事故でも処罰されたという訳ですね
この失敗点は双方が事故処理を漫然と保険会社に
丸投げしたことです
確かに人任せは解決まで手間いらず、簡単ですが
決して良い結果は得られないと知っておきましょう
自分は被害者なのだからと安心して
対岸の火事のように見ていたら、やがて
こちらに燃え移ってきた、そんな感じですね
スマートに見える保険会社任せが
唯一正当な方法だと思い込んでいる人は多いです
中には相手から思わぬ反感や不信を買ったり、
保険会社を挟んで代理戦争状態の人もいます
これは賢明な方法とは言えません
喧嘩両成敗は明白です、示談書と同じタイミングで
処罰通知が届いてはたまらないでしょう。
宜しいですか
このような事故の場合には当事者同士が話し合いで
解決を図るのが一番なのです
お互いに免許を持つ身ではありませんか
「当事者同士の示談は危険」と言う人もいますが
そんなことはありません
知識も無しにそう言う人こそ困り者です
クルマの事故は法的に補償が定まっています
ツボを押えた話なら揉めることなどありません
中途半端な知識や曖昧な対応が問題なのです
相手から和解の申し入れはなかったですか?
それともあなたが申し入れを拒んだ?
事情はともかく
誰かからヒントを得て和解できていたならば
双方への処分はそっくり回避できたでしょう
自分の過失がゼロでない限り
処分の可能性は高いと考えた方がいいです
競うように診断書を提出し、損害規模を大きくして
わざわざ罰をより重いものにしてから
これを分け合うように受けている当事者は多いです
知識を持っていないとはこうしたことなのでしょう
このことからも
和解の大切さをご理解戴けるでしょう
和解で済ませても補償額に差はありません
保険会社の指示通りに人身扱いにするのは
一考を要するところでしたね
それにしても
脇道からの相手は過失が9割、重罰でしょうね
おそらく11点付加罰金は30〜40万円位でしょう
過失1割のあなたは飛んだとばっちりでした
罰金無しは、ゴールドに救われたかも!?
6点で30日免停ですから8点は結構重いです
双方が和解できれば罰金や点数は合法的に
回避されたことを思うと勿体無い話です
ご両人ともこの処分歴では
この先の3年間はより慎重な運転が必要です
15点まであと僅か、軽微な違反や事故も決定的です
どちらかがもっと早く連絡をくれれば良かったですね。
![]()
こう言う人の気持ちも良く分かります
毎日運転するプロもサンデードライバーも
等しく15点で免許は取り消し
これに不公平を感じても法律はひとつ・・・
ここから先の対応能力は自分自身に備えておくべきです
![]()
保険会社に期待するのはご自由ですが
そもそも有利な示談とは何でしょう
☆ 過失相殺で相手に競り勝つ
☆ 出来るだけ多く補償金を得る
☆ 相手への支払いをケチる
こんなことだから喧嘩両成敗という目に遭うのです
少々の有利さなど処罰で吹き飛びます
![]()
和解は双方にとって有利なものですが
和解するのはいやだと言う人も居ます
こう言う人は
保険会社に「示談させられる」ことに気付きません
・・・ 放って置いたほうが良いでしょう。
示談とは双方の主張を突き合わせた契約、
和解はお互いが納得した仲直りと言えますね
現場でお巡りさんが
『今日は物損事故で受理しました、
あとは双方でよく話し合ってみて下さい、
不明な点は保険会社にも相談すると良いでしょう』
などと言ってくれても
当事者にはその意味が解らないのです
『軽傷で幸いでしたね
今回は話し合いで解決してはどうですか』と
私には和解を示唆する言葉に聞こえます
検察庁に
加害者として呼び出しを受けた時
示談書があれば持参するよう言われます
これは相手への補償が済んだことの証明です
責任を果たし、反省も顕著であれば
処分も考慮してやろうとの配慮が窺えます
警察官や検察官も休日には普通のドライバー
家族と買い物にだって出かけるでしょう
免許が大切なことくらいは百もご承知です
その職務上、反省の姿勢を見極めたいのです
「免許停止」や「収監」よりも
これを赦して職場復帰させ納税させた方が
建設的なことくらい判ってくれています
何も知らずに
権利を主張し、相手の失点を責め合うだけの
これまでのやり方ではもう旧いと知るべきです
□ 事故は毎日2千件、この8割は和解が可能!
□ 和解で済めば罰則無し、運転免許も無傷です!
□ 免許持つ身で諍うは、喧嘩両成敗、罰のもと!
□ 保険会社任せの人頼み、さらに自分を不利にする!
□ 自分で作れる負けない示談、周囲の人にもお裾分け!
□ 他力本願大間違い、自分のリスクは自分で潰せ!
□ 知識を活かしたやり方が、ピンチを脱する鍵と知る!
著者からのコメント
間もなくリタイヤ時期の代理店ですが、お世話になった顧客の方々に
これまでの自分の体験や対処法を書き残し役立てて戴く事を考えて
書き始めたものです
書き進むうち各方面から提供する対象を拡げられないかとのご意見を
戴いた結果、構想から4年の試行錯誤の末、この一冊となりました
多くの事故に接してきて、当事者同士の争いは不毛だと感じた私が
これまで提唱してきた「和解」がテーマです。
自分の顧客が被害者になったときにも間に入り、同じく対応した事で
加害者側からも謝意を得たり、顧客になって下さった方もあります
クルマの保険専門で過ごし来て33年を数え、多くの和解事例に接し
取り戻した笑顔の方に沢山出会えて来たことは冥利に尽きます
『そこまでやるの?揉め事に首を突っ込む変な代理店』との
同業者の冷笑にもめげず、ここまで来れたのはまさに笑顔のお陰です。
電気自動車の時代に進んでも人間が自らの意思で運転する限り
残念ながら事故の絶えることは無いのかも知れません
注意を払っていても間違ってしまうのが人間だからです
非は率直に認めて謝罪し赦しを請うのは人としての基本でしょう
自分の非を棚に上げ相手の失点を追及して責め合うこれまでのやり方から
互いに相手を尊重し話し合い和解で収めるやり方に変わっていって欲しい
そうすることで家族もまた本来の平和な日常に早く落ち着いて貰いたい
こんな想いで書いて来ましたが
畑違い故の乱筆乱文、言い過ぎ舌足らずにはどうかお許しを願いたいのです
- 著者注
- ご承知のように事故の相手の人柄は一様とは言えません
中には、悪質な・と形容する以外難しい人も存在します
この対処法も解説していますがこれは防御の活用に専一とし
悪用のないことを信じております
本書は悪意に基づく保険利用を勧めたものでもなく
公序良俗に反した運転者を擁護するものでもないからです。


